平均的

葉酸欠乏症の原因は?

妊娠している女性や、これから妊娠を希望される女性に取って欠かせない栄養素が葉酸です。
葉酸は新しく細胞を作るときのアミノ酸やDNAの原料になる働きがあり、胎児の発育に非常に重要な役割を担っています。
厚生労働省の発表によると妊娠時の女性は1日に約400μgの葉酸を摂取する事が勧められています。
この葉酸は特に二分脊椎症という胎児の神経の障害と非常に関連がある栄養素として知られていて、現在妊娠予定の女性や妊婦さんに広く指導する事が求められている大切な栄養素なのです。

しかし、葉酸は体内では作る事が出来ないので、葉酸を多く含む野菜やレバーなどから摂取する事が必要です。
しかし、アルコールの過剰摂取や低栄養などによる葉酸の摂取不足や、妊娠による葉酸の必要量の増加で気づかない間に葉酸不足に陥る事があります。
アルコールの摂取は妊娠中に多くの方が気をつけている事なのですが、栄養のバランスはついつい崩れてしまう事が多く、この低栄養が葉酸不足の大きな原因になります。

実は、あまり知られている事ではないのですが、葉酸は調理の過程で大半が失われやすい事がわかっています。
葉酸は水溶性ビタミンという水に溶けて流れていってしまうビタミンなので、葉酸を多く含む野菜を加熱調理する過程で茹で汁の中に流出してしまったり、切った野菜を水につけている間に徐々に失われていきます。
また、長時間酸素に触れていると葉酸が酸素と結びつく事で酸化されてその量が徐々に減ってしまう可能性もあるのです。

こうして考えると実は葉酸は非常に失われやすい栄養素で、妊娠中に料理を作るときには必ず栄養の観点に配慮する事が必要になります。
必ず調理の直前までは生の状態で野菜を保存し、調理の時は野菜の切り方や加熱のやり方に気をつける事で葉酸の損失を極限まで抑える事がわかっています。
生野菜ばかり食べ続けるのは非常に大変なものです。
調理の仕方を工夫して、しっかりと必要な栄養素が吸収できるように気をつけたり、適切な葉酸のサプリメントを用いる事は健康の維持に非常に役にたちます。