平均的

葉酸と相性の悪い成分は?

近年葉酸のサプリメントも広く使われるようになりました。
しかし、ここで気をつけなければいけないのが飲み合わせです。
薬の種類によっては、特定の食材との併用を控えなければならないものがある事は、広く知られています。
最近の調べによると、葉酸の利用時にもいくつか注意が必要な組み合わせがある事が分かっています。

まず、食べ物で例をあげると利尿作用がある食品には注意が必要です。
例えば、スイカやお茶などは、利尿作用が比較的強い食品として知られています。
なぜ、利尿作用にそれほど気をつける事が必要かというと、それは葉酸自体の持つ性質にあります。
葉酸というのは、水に溶けやすい水溶性ビタミンの一種です。
せっかく葉酸を摂取する事が出来た後、尿として排泄されてしまっては非常にもったいないですよね。
葉酸摂取をする前後では、これらの食品の取りすぎに注意が必要となります。

また、食品以外にも注意が必要なものがあります。
一部の医薬品は葉酸との相性に注意を要するものがあります。
例えば抗がん剤などには、細胞内の葉酸に関わる化学反応を利用した抗がん剤があり、葉酸の摂取はこの反応に影響を与えてしまいます。
また、解熱鎮痛剤の中には葉酸と合わせて飲む事で、その作用を通常よりも強く出しすぎてしまう解熱鎮痛剤もあります。
他にも、抗生物質として用いるクロラムフェニコール系の薬剤は、葉酸を代謝する際に必要な酵素の働きを一部抑制してしまう事が分かっています。
こうなると、葉酸を摂取したとしても体の中で正常に用いる事ができず、結局尿中に排泄する事になってしまいます。

最近の研究によると、ピルの服用後には葉酸の体内吸収率に若干の低下を及ぼす事が分かっており、これから妊娠を計画する女性に対して注意喚起が促されるようになりました。
抗がん剤は滅多に用いる事はないのですが、解熱鎮痛剤やピルなどは生理痛がひどい女性では、非常に頻繁に使われる事が多い薬剤です。
薬や食べ物の組み合わせは実は意外と重要な事が多く、不安になったときにはしっかりと医師や薬剤師に確認を取るようにしましょう。