平均的

平均的な食事から得られる葉酸の量は

赤ちゃんの発育や母乳を作るために一役買っている事で有名な葉酸ですが、日本人は1日にどれくらいの量を摂取しているかご存じでしょうか。
平成25年の国民健康・栄養調査という日本人の平均的な食事に関する栄養動向の調査によると男性では平均で1日に289μg 女性では平均で1日271μgの葉酸を摂取している事がわかりました。

実はこの数値は、厚生労働省が発表した目標数値である1日400μg(妊娠時)から大きく離れているのです。
葉酸の不足は胎児の神経管閉鎖障害(二分脊椎症)などと密接な関連がある事が分かっており、しっかりと葉酸を摂取する事が求められています。
なぜ、このように目標値から減少しているか調査が行われた結果、その主な原因は食生活の欧米化に起因すると判明しました。
パンや麺類を中心とした食事ではデンプン質などの炭水化物を摂取する事には優れているのですが、葉酸を代表としたビタミン類がどうしても不足しやすくなってしまいます。

例えば、単純に計算するとご飯と野菜と肉をバランス良く含んだおかず一品の食事に比べて、同じ一食分のスパゲティ(ミートソース)では葉酸の量が約3分の1程度に下がってしまう事が分かっています。
また困った事に、食事由来の葉酸というのは、合成された葉酸そのものをサプリメントとして摂取するよりも、体にとって吸収しづらいのです。
この食生活の変化とそもそもの吸収しづらさの二重苦で、葉酸の量が不足しがちになってしまっているのです。
日本的な食生活の維持というのは、実はとても栄養バランスに優れている事が知られています。
炭水化物やタンパク質を摂りながらも野菜を豊富に含むので塩分の排出が行われ、葉酸も含めたビタミン・ミネラル共に優れた食事でした。
これらのバランスのとれた食生活を維持するのは、妊娠中の女性ではとても大きな負担になると思います。
しっかりと手ごろに葉酸を摂取できる、果物や野菜・サプリメントを活用して、毎日の栄養のコントロールを行うようにする事が大切です。